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アトランティカ RMT - 漆塗りスピーカーで仏壇業

時間:2011-05-15 14:42ソース:グーグル の:tom クリック:
メイプル RMT 福岡県八女市の老舗仏壇店「城後仏壇店」の5代目で、塗り職人の城後好孝さん(52)が漆塗りの技法を使ったオーディオスピーカーを開発した。30年来のオーデ
メイプル RMT

 福岡県八女市の老舗仏壇店「城後仏壇店」の5代目で、塗り職人の城後好孝さん(52)が漆塗りの技法を使ったオーディオスピーカーを開発した。30年来のオーディオマニアで、完成に10年かけた。音の良さを追求して行きついたのが、漆塗りだった。スピーカーで、苦境の仏壇業界を救いたいという思いも込める。

 仏壇の産地で、白壁の町並みが残る八女市本町の店を訪ねると、作業場2階のオーディオルームに通された。真ん中に置かれた30センチ四方ほどの小さなスピーカーには、直径8センチのコーンが二つ。

 「まずは聴いてみてください」。城後さんは、次々とCDを流した。ピアノやバイオリンのソロから、オーケストラやポップス、川のせせらぎや波の音……。

 目を閉じて耳を澄ます。音は一つ一つ粒が立って濁りがないのに、柔らかく広がりがある。部屋の壁の向こうまで、音が広がっている。「小さいのに、良い音でしょう。自分でもびっくりしています」と城後さん。その秘密が「石目塗り」という漆塗りの技法だという。

 学生時代からスピーカーを作り始めた。10年前、米国の大手スピーカーメーカーが売り出した小型スピーカーを見て「これなら作れるかも」と試作を始めた。

 スピーカーは厚さ15ミリの板を貼り合わせて作る。当初、外装は板張りのままだったが、昨年「漆の技術が使えないか」とひらめいた。得意の「石目塗り」を施すと、余計な音が消え、音に濁りがなくなった。

 ざらつきのある石目塗りには、雑音を減らす効果があるのではないかと城後さんは考える。

 今年2月、福岡市内で試聴会を開くと評判は上々。中には「今まで聴いた中で、一番きれいな音だ」という人もいた。

 1台15万円前後での販売を検討しており、将来的には仏壇の職人たちと一緒に作りたいという。

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